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　三度アストロズに戻ってきた、ベテラン中継ぎ投手。とんでもない故障歴から復活した精神力の強い選手。

　注：英文表記に慣れるため英語にて記載しております。英文文字にカーソルを当てると日本語訳が出ます。
　【２６】　ダグ・ブロケイル　［　Doug Brocail　］［　Full Name = Douglas Keith Brocail　］
　［ 中継ぎ投手 右投げ/左打ち/４１歳 ][ メジャーデビュー92/09/08 ][ 誕生日67/05/16 ］[ 出身：ペンシルバニア州 ]
Year Team Org. Level ERA W L SV G GS CG SHO IP H R ER HR BB SO Salary
1986 Spokane (Nwest) SD A- 3.81 5 4 0 16 15 0 0 85.0 85 52 36 4 53 77
1987 Charlston-sc (FSL) SD A 4.09 2 6 0 19 18 0 0 92.1 94 51 42 6 28 68
1988 Charlston-sc (FSL) SD A 2.69 8 6 2 22 13 5 0 107.0 107 40 32 3 25 107
1989 Wichita (Tex) SD AA 5.21 5 9 0 23 22 1 1 134.2 158 88 78 11 50 95
1990 Wichita (Tex) SD AA 4.33 2 2 0 12 9 0 0 52.0 53 30 25 7 24 27
1991 Wichita (Tex) SD AA 3.87 10 7 6 34 16 3 3 146.1 147 77 63 15 43 108
1992 Las Vegas (PCL) SD AAA 3.97 10 10 0 29 25 4 0 172.1 187 82 76 7 63 103
1992 SanDiego Padres SD MLB 6.43 0 0 0 3 3 0 0 14.0 17 10 10 2 5 15 $109,000
1993 Las Vegas (PCL) SD AAA 3.68 4 2 1 10 8 0 0 51.1 51 26 21 4 14 32
1993 SanDiego Padres SD MLB 4.56 4 13 0 24 24 0 0 128.1 143 75 65 16 42 70 $109,000
1994 Wichita (Tex) SD AA 0.00 0 0 0 2 0 0 0 4.0 3 1 0 0 1 2
1994 Las Vegas (PCL) SD AAA 7.11 0 0 0 7 3 0 0 12.2 21 12 10 1 2 8
1994 SanDiego Padres SD MLB 5.82 0 0 0 12 0 0 0 17.0 21 13 11 1 5 11 $150,000
1995 Tucson (PCL) HOU AAA 3.86 1 0 0 3 3 0 0 16.1 18 9 7 1 4 16
1995 Houston Astros HOU MLB 4.19 6 4 1 36 7 0 0 77.1 87 40 36 10 22 39 $155,000
1996 Jackson (Tex) HOU AA 0.00 0 0 0 2 2 0 0 4.0 1 0 0 0 1 5
1996 Tucson (PCL) HOU AAA 7.36 0 1 0 5 1 0 0 7.1 12 6 6 1 1 4
1996 Houston Astros HOU MLB 4.58 1 5 0 23 4 0 0 53.0 58 31 27 7 23 34 $220,000
1997 Detroit Tigers DET MLB 3.23 3 4 2 61 4 0 0 78.0 74 31 28 10 36 60 $425,000
1998 Detroit Tigers DET MLB 2.73 5 2 0 60 0 0 0 62.2 47 23 19 2 18 55 $850,000
1999 Detroit Tigers DET MLB 2.52 4 4 2 70 0 0 0 82.0 60 23 23 7 25 78 $900,000
2000 Detroit Tigers DET MLB 4.09 5 4 0 49 0 0 0 50.2 57 25 23 5 14 41 $1,300,000
2001 Round Rock (Tex) HOU AA 0.00 0 0 0 1 1 0 0 1.0 0 0 0 0 0 1
2001 NewOrleans (PCL) HOU AAA 0.00 0 0 0 2 0 0 0 2.1 2 0 0 0 1 2 $2,300,000
2004 Frisco (Tex) TEX AA 2.08 0 0 0 1 1 0 0 4.1 2 1 1 1 0 6
2004 Oklahoma (PCL) TEX AAA 4.19 2 0 0 12 0 0 0 19.1 20 9 9 1 2 19
2004 Texas Rangers TEX MLB 4.13 4 1 1 43 0 0 0 52.1 54 29 24 2 20 43 $300,000
2005 Texas Rangers TEX MLB 5.52 5 3 1 61 0 0 0 73.1 90 48 45 2 34 61 $1,000,000
2006 Lk Elsin (Calif) SD A+ 0.00 0 0 0 6 2 0 0 6.1 3 1 0 0 2 12
2006 Sandiego Padres SD MLB 4.76 2 2 0 25 0 0 0 28.1 27 16 15 1 8 19 $1,000,000
2007 Lk Elsin (Calif) SD A+ 0.00 0 0 0 1 1 0 0 2.0 2 0 0 0 0 3
2007 Sandiego Padres SD MLB 3.05 5 1 0 67 0 0 0 76.2 66 33 26 8 24 43 $500,000
Story of Brocail
ブロケイルは、１９８６年のドラフトで、サンディエゴ・パドレスから１巡目（全体１２番目）で指名され、プロ入りいたしました。

マイナーで順調に投げてきたブロケイルは、１９９２年９月８日メジャーデビューを果たします。当初先発投手として期待されてきましたが、メジャー昇格後も思うような好成績を上げることが出来ませんでした。確実性が欠けていたため、マイナーとメジャーを行ったり来たりするシーズンが、重なっていきました。

パドレスで過ごしてきたブロケイルでしたが、１９９４年１２月２８日、総勢１２人の大型トレードによりヒューストン・アストロズへ移籍しました。ブロケイルは、クレイグ・シプリー、フィル・プランティア、ペドロ・マルティネス、リッキー・グティエレス、デレク・ベルらと共に移籍。この時パドレスには、シーン・フェシュ、ブライアン・ウィリアムス、ロベルト・ペタジーニ、スティーブ・フィンリー、アンドゥジャー・セデーニョ、ケン・カミニティが移りました。

アストロズ移籍後は、先発も試されますが、結果中継ぎとして活躍するも、満足のいく結果は出せず、１９９６年１２月１０日、デトロイト・タイガースへトレードとなりました。今回も総勢９人となる大型トレードで、ブロケイルは、オーランド・ミラー、トッド・ジョーンズ、ブライアン・ハンター、プラス金銭と共にタイガースへ。アストロズへは、ダリル・ウォード、Ｃ．Ｊ．ニトコウスキー、トレバー・ミラー、ホゼ・リマ、ブラッド・オースマスらが移籍しました。

タイガースへ移籍すると、不思議と素質が開花。タイガース在籍の４年間ともに５０イニング以上を投げ、９８，９９年と連続で、防御率２点台という、素晴らしい結果を残しました。

迎えた２０００年１２月１１日、３対３のトレードで再びアストロズへ移籍します。今度は、ネルソン・クルーズ、ブラッド・オースマスと共にアストロズへ。タイガースには、ミッチ・メルスキー、クリス・ホルト、ロジャー・セデーニョらが移籍しました。

アストロズに戻ってきたブロケイルでしたが、４月に肘の手術を行いメジャーのマウンドに上がることはありませんでした。アストロズは、２００２年の復活を願い、ブロケイルと１年75万ドルで再契約。しかし４月２７日、尺骨神経を修正するためにトミー・ジョン手術も受け、その後はリハビリに専念する事となりました。

ケガをしてからの３年間で、トミー・ジョン手術を２回と、内視鏡手術を４回。さらに、右肩の手術が２回と、右手首の手術が２回。そして、不幸にも盲腸の手術もしており、計１１回の手術という、とんでもない険しい道を進んできました。

そして、２００４年レンジャースのスプリングトレーニングに参加。キャンプで結果を残せず、故障者リスト入りも２度ありましたが、マイナーを経て３年ぶりにメジャーへ復帰。２００５年には、６１試合に登板と完全復活をアピールいたしました。

ＦＡで古巣のパドレスに復帰した２００６年。シーズンの初めから故障者リスト入り。今度は、心臓の血管形成手術を行い、７月に復帰。この年、メジャーでは２５試合しか登板できませんでした。

年齢も４０歳を迎えた２００７年、６７試合に登板し、５勝１敗、防御率３．０５と完全復活し、オフにＦＡで、三度目となるアストロズ復活を果たしました。


【ダグ・ブロケイルの記録】
■ウィンターリーグ


 １９９５年 投手 [ ウィンターリーグ・オールスター ]






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